土木部

安全インフラ
エンジニア

自然の近くには危険がある。
その中で、人が安全で快適に暮らせるよう
社会基盤をプロの技術でつくっていく。

いきる道を通す
私たちのエピソード

土木部

安全インフラ
エンジニア

  1. Episode01

    EPISODE 01

    山の変化に、
    耳をすます
    揖斐川町の春日で、土石流が発生した。現場監督として、6年がかりで治山堰堤をつくり山を復旧する工事に携わることになった。
    毎朝、まず確認するのは、山の“気配”。小さなひび割れ、ぽろぽろ落ちる小石。伸縮計という機械で山の動きを捉えつつも、現場で養った目と肌の感覚を頼りに、山の崩れる前兆を逃さない。
    現場監督が何よりも守るべきは、作業員の命。危険を見極め、必要なら即判断し、止める勇気を持つ。不安定な地盤だったので、特に雨の日は慎重に作業を進めていく。
  2. Episode02

    EPISODE 02

    復旧の先に、
    守りたい暮らしがある
    次の現場は、モノレールで20分かけて登った先にあった。
    切り立つ斜面。命綱にぶら下がりながらの作業。足を踏み外せば命に関わる、張り詰めた現場だった。5年、6年とかかる工事も珍しくない。長い年月をかけて、崩れた山肌を修復していく。ふもとには集落があり、年配の方も多く暮らしていた。この山を守ることが、そこに住む人の「安心」につながる。それが、何よりのやりがいだった。
    工事中は、住民の方と何度も顔を合わせた。言葉を交わすたび、責任の重さを実感する。
  3. Episode03

    EPISODE 03

    山林地帯の
    プロフェッショナルとして
    自然を相手にした構造物は、一筋縄ではいかない。図面に書かれていない部分もあり、完成形を頭に描けていないと、後戻りできない問題が発生してしまう。だから、つくる前にしっかりと伝える。完成後のイメージを共有し、誤解がないように確認する。それが、後悔のない仕上がりにつながる。
    図面はスタート地点に過ぎない。そこに、自分たちの手で堰堤をいくつも築いていく。山の斜面に、ひとつ、またひとつと構造物が現れる瞬間。完成した景色を見ると、胸の奥にじわっと達成感が広がる。
    だが、これは決して一人の力ではできない。現場には、のべ20人以上の仲間たちが集う。それぞれの技術を持ち寄り、互いに声をかけ合い、形にしていく。ひとつの現場を全員で仕上げていく感覚。それが、この仕事の醍醐味だ。
    澄んだ空気を吸い込みながら、自然の中で、山を相手にするダイナミックな仕事は、まちの土木では味わえない経験だ。山林地帯のプロフェッショナルである自分たちだからこそ挑める現場が、ここにはある。
  4. 不安全が分断の理由。
    だから、
    何が起きても安全な場所をつくる。

    それが、土木部
    「安全インフラエンジニア」の使命である。

主な業務

自然災害によって被害を受けた道路や河川の復旧工事、仮設道路の整備、災害予防工事、
生活の基盤となる道路や橋などの工事を通じて、地域の安全と暮らしを支えています。

  • 災害復旧工事(河川・土砂災害等)

    災害復旧工事(河川・土砂災害等)

    台風や大雨による土砂崩れ、河川の氾濫、道路の崩落など、自然災害によって被害を受けたインフラの復旧工事を行います。具体的には、被災箇所に砂防堰堤(砂をせき止めるダム)を築いたり、堆積した土砂を撤去して河川の流れを回復させる工事、仮設の道路・橋梁の設置などを行っています。

    ※写真は施工実績の一例です。

  • 災害予防工事

    災害予防工事

    土砂災害や河川の堤防決壊などの自然災害を未然に防ぐために、雪崩予防柵の設置、急傾斜地における法面(のりめん)保護工事や、護岸の強化などを行っています。

    ※写真は施工実績の一例です。

  • 社会基盤整備工事

    社会基盤整備工事

    道路、橋梁、公園、宅地造成など、地域の生活基盤となるインフラの整備を行います。生活道路やバイパス道路の新設・拡幅工事、老朽化した橋梁の補修・架け替え工事などを行っています。

    ※写真は施工実績の一例です。

この部の社員

遠藤さん入社16年目

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